厳島神社の大鳥居は日本一の大きさ

海上に浮かぶ朱色のあでやかな大鳥居は、安芸の宮島・厳島神社のシンボル。その高さは木造の鳥居としては日本一を誇っています。

日本一ビッグサイズな、奈良の大仏と同じ高さです。

昔から日本を代表する大鳥居に数えられ、愛されてきた理由のひとつに、人々を圧倒する大きさ、それに先人の知恵と工夫が関係しているのは確かでしょう。

厳島神社の大鳥居のサイズはどれくらい?

大鳥居は、棟の高さ16.6m、柱間は10.9m。奈良の大仏とほとんど同じ高さ、といっても形状が違いすぎますね。

マンションやオフィスビルになおすと、ビル1階分の高さは3.5mぐらいなので、ビル4~5階の高さでしょうか。

この大鳥居は平清盛の時代から8代目で、明治8年(1875年)の再建。主柱は樹齢500~600年のクスノキの自然木で、巨木を探すのに20年近い歳月を要したといいます。

「日本三大木造鳥居」「日本三鳥居」にランクイン

「日本三大木造鳥居」とは、木造鳥居の高さのトップ3で、厳島神社(約16m)、気比神宮(約 11m・福井県敦賀市)、春日大社(約7m ・奈良市)。大きさでも、厳島神社が木造の鳥居としては日本一、大きなサイズです。

「日本三鳥居」は、厳島神社大鳥居、四天王寺西門石鳥居(8.5m・大阪市)、金峯山寺銅の鳥居 (約8m・奈良県吉野町)。材質の異なる3種類、「吉野の銅の鳥居」「安芸の宮島の木の鳥居」「四天王寺の石の鳥居」を昔から三鳥居にあげていたのは面白いですね。

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先人の知恵を使った自重で立つ大鳥居

厳島神社の大鳥居の特徴は、根元を海底に埋めているのではなく、鳥居の重みだけで立っている点で、国の重要文化財に指定されています。

大鳥居の造りは、主柱に2本ずつの控柱がつく木造両部鳥居といい、控柱にはスギが使われています。主柱の根元には、松の丸太の“千本杭”を打ち込み、海底の地盤を強化。鳥居はこの土台の上に置かれています。

鳥居が自重で安定できるよう、鳥居の下部には7トンもの玉石が使われていて、総重量は約60tにもなるので風や波に耐えられるのでしょう。

四脚鳥居の美しいシルエットは、優れたな知恵や工夫の結晶だったのですね。

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フジヤミユコ

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投稿者プロフィール

東京都出身のフリーライター・編集。温泉に入る、寿司を食べる、旅をする、この3つが生きる糧。旅行、観光、料理を中心とした雑誌、パンフレットなどの印刷物に携わっています。

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