富岡製糸場みやげのかいこちょこは品切れ状態?
世界文化遺産でわく富岡製糸場のお土産として人気を集めているのが、チョコレート菓子の「かいこの王国」。
カイコ(蚕)をリアルに再現した、ちょっぴり気味悪なかたちが受けて、さまざまなメディアでも取り上げられています。
地元で開発されたマニアックな菓子が、いまは入手がむずかしいほどの注目度。その人気の秘密を探ってみました。
ひとつひとつ手作りのチョコ菓子
クワの葉っぱに、ちょこんと乗ったカイコはいまにも動き出しそう。とにかく見た目はカイコそっくりなので、食べるのに抵抗がある人もいるはず。勇気を出してかじってみてください。
白いカイコの部分は、サクサクとした軽~い食感のクランチ。ホワイトチョコレートにクランベリーやコーンフレークが混ぜてあります。緑色をしたクワの葉っぱ型のチョコは、さわやかな渋み。群馬県産の桑の葉パウダーが練りこんであり、ちょっぴり抹茶のような風味です。
こだわりの味とリアルな仕上がりは、すべてひとつずつの手作業によるもの。量産はできないといいます。
シルク王国群馬を象徴するお菓子
群馬県はシルク王国ともいわれるほど、カイコの養蚕業が盛んだったところ。「かいこの王国」には「お蚕様(おこさま)チョコレート」というネーミングもついていますが、カイコを“おこさま”と呼んで大切にして育ててきた土地柄なのがよくわかります。
開発したのは地元藤岡市の丸エイ食品で、カイコへの愛情がいっぱい詰まったご当地名物なのです。
店頭もネットもすぐに売り切れ
かいこチョコは、もらった人も絶対に忘れないユニークなお土産としてインパクトは絶大。一年前から仲町まちなか交流館、ハイウエイオアシス(道の駅)ららん藤岡の観光物産館などで販売されていますが、発売当初から人気は上々。
富岡製糸場が世界文化遺産として話題にのぼるとともに全国からネット注文も急増し、登録決定後はさらに増えて、残念ながら、店頭でもネットでも売り切れ状態が続いています。いまは注文を受けてから発送まで、2~3週間待ちの状況です。
個別包装で3個入り700円、6個入り1,300円。