姫路城の工事期間は一体いつまで?

1993年に法隆寺地域の仏教建造物とともに、日本初の世界遺産に登録された「姫路城」。羽柴(豊臣)秀吉が居城し、その後は出世街道まっしぐらだったことから「出世城」などとも呼ばれ、日本100名城などにも選定されていますが、漆喰や瓦などの傷みが目立ち始めたため、現在、大天守の保存修理が行われています。

しかしながら、この工事が行われていることを知らずに日本を訪れてしまう外国人観光客も多く、現地で初めて大天守に登ることができないことを知り、落胆して帰って行くそうです。日本人の私たちでさえも、この工事がどういう目的で、いつまで続くものなのか、詳細を答えることは難しいでしょう。ここでは、現在、姫路城で行われている修復工事を中心に紹介したいと思います。

工事期間は来年3月まで

現在、姫路城で行われている工事の正式名称は「国宝姫路城大天守保存修理工事」と言い、仮設工事を含む工期は2009年6月27日 から2015年3月18日の期間で設定されています。今から半年後には終了するということですね。事業費は28億円(素屋根工事費 12億6千万円、補修工事費 15億4千万円)で、施工は鹿島建設・神崎組・立建設JVが担当しています。

大天守の漆喰塗り替えなど耐震補強重点の補修工事

修復工事は今回が初めてではなく、直近ですと「昭和の大修理」が1964年まで行われていました。昭和の大修理が行われた際には「50年は保つ」と言われていましたが、大修理から45年が経過した時点で、予想以上に漆喰や木材の劣化が進んでいたため、耐震補強を重点に置いた漆喰壁の補修や屋根瓦の葺き直しなどの補修工事が進められることになったのです。漆喰はカビが原因で黒ずみが発生することから、防カビ強化剤が塗布されています。

現在は内部登閣不可

今回の工事は、昭和の大修理のような全面解体の工事ではないため、工事や安全に支障がない範囲で大天守内部とその周辺の公開は続けられてきましたが、現在は内部登閣はできません。ただ、大天守の外観については、2014年6月中旬ごろから見られるようになりました。

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umechiha

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投稿者プロフィール

建設業界の専門紙で記者をしていました。当たり前のことですが、ネットの情報をそのまま記事化するのではなく、記者時代の取材力を活かし、電話取材などで裏付けをとった最新の情報で記事化するようにしています。
建設・不動産分野はもちろんのこと、三姉妹の育児を通して感じたことを中心に、楽しくてコストパフォーマンスの高い情報を分かりやすく皆さまにお届けできたらと思っています♪

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