こんなにある!金閣寺と銀閣寺の共通点

室町時代に建てられた京都を代表するお寺と言えば、金閣寺と銀閣寺が挙げられるのではないでしょうか。

2つのお寺は両方とも世界文化遺産にも登録されているという共通点があります。このほかにもこの2つのお寺には不思議な共通点があるのをご存知でしょうか?

ここでは金閣寺と銀閣寺の知られざる共通点について紹介したいと思います。

名前は1字違いで宗派も同じ

2つのお寺の共通点を挙げる際に、一番わかりやすいのは、やはり名称だと思います。

金閣寺と銀閣寺。2つのお寺はそれぞれ正式名称を持っているのですが、一般的に呼ばれている金閣寺と銀閣寺で比較してみると、「金」と「銀」の1文字が違うだけで、非常に似ていることがわかります。

宗派も全く同じで、ともに臨済宗相国寺派で相国寺の塔頭寺院になります。

室町時代に建立され、同じ経緯をたどった金閣・銀閣

創建者についても不思議な共通点が見出せます。金閣寺を建てたのは室町幕府3代将軍・足利義満になりますが、銀閣寺も同じ足利将軍家の8代将軍・足利義政が建てました。建てられた時期も同じ室町時代になります。

義満も義政も将軍職を辞した後、別荘、山荘として金閣、銀閣を建てており、後に寺として使用するあたりは、全く同じ経緯をたどっていると言っていいと思います。

共通点はこれだけではありません。室町幕府を開いた足利尊氏の孫にあたるのが義満なのですが、この義満の孫にあたるのが義政になります。2人ともカリスマ性あふれる祖父の影響を十二分に受けていることがわかります。

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最先端の流行を取り入れた建築物

次に建物周辺から共通点を見つけてみたいと思います。

金閣では各階異なる建築様式が用いられ、1階は平安時代に発達した寝殿造、2階は武家造で、3階は禅宗様式を取り入れています。禅と公家文化、日明貿易で入ってきた大陸文化が融合した「北山文化」の影響を色濃く受けた建築物だということがわかると思います。

一方、銀閣は二層造りで外壁には銀箔ではなく黒漆が塗られ、1階部分は現代日本の基本の形となる書院造を採用しています。簡素で気品のある「東山文化」の代表的な建築物になりますね。

このことから、金閣、銀閣とも、建てられた時代は違うものの、その時代の中で一番流行していた文化を取り入れて建立された建物だったということが言えると思います。

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umechiha

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投稿者プロフィール

建設業界の専門紙で記者をしていました。当たり前のことですが、ネットの情報をそのまま記事化するのではなく、記者時代の取材力を活かし、電話取材などで裏付けをとった最新の情報で記事化するようにしています。
建設・不動産分野はもちろんのこと、三姉妹の育児を通して感じたことを中心に、楽しくてコストパフォーマンスの高い情報を分かりやすく皆さまにお届けできたらと思っています♪

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