奈良の東大寺 大仏の手の水かきの意味とは?

奈良といえば、言わずと知れた「奈良の大仏」ですね。奈良公園内に位置する東大寺は、この大仏様を御本尊(毘盧舎那仏)として安置し、世界遺産にも登録されている由緒あるお寺です。

大仏様の高さは蓮華座高も含めると18mにもなり、奈良を訪れた際には絶対に見逃せない観光名所になっています。

さて、この大仏様に関する不思議な話を、皆さんは耳にしたことがあるでしょうか? 実は大仏様の手には河童のように水かきがあるそうなんです。ここではその真相について掘り下げたいと思います。

大仏様に関する不思議、水かきの話

奈良の大仏様にまつわる話としてよく出てくるのが、大仏様の右手の中指だけが前に突き出しているという話ですが、こちらは仏様が、迷い苦しむ民衆を救い、悟りの境地に導こうとしているというメッセージを民衆に発信していると言われ、広く知られています。一方、手に関する話として意外に知られていないのが、水かきが備わっているという話です。

image

奈良の大仏様も含まれますが、「如来」というのは、人間とは違う32の姿を持っていると考えられており、それらは「三十二相」と呼ばれています。その中の1つに「手足指相」というのがあり、指の間に水かき状の膜があるとされています。

苦行を乗り越えた者の証

では、この手足指相にはどのような意味があるのでしょうか? 1つは「苦行の表れ」という説です。悟りを得るためには厳しい修行が必要で、荒れた道でも突き進み、山を越え谷を渡り、海原を泳ぎきらなければならないと考えられてきました。

しかし、途中で力尽き、溺れてしまうこともあるので、悟りを開くというのは非常に難しいこととしてとらえられてきました。手の水かきは、こうした苦行を乗り越え、大きな海原も泳ぎきった者の証ということを意味しているのです。

人々をすべて救い上げることを表現

そしてもう1つの説が「慈悲の心の表れ」とする説です。大仏様についている水かきは別名を「縵綱相(まんもうそう)」とも言い、水を1滴も漏らさない状態のように、人々をすべて救い上げることを表現していると言われています。

大仏様の不思議を知った瞬間、今までとは違った見方ができるのではないでしょう?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
umechiha

umechiha

投稿者プロフィール

建設業界の専門紙で記者をしていました。当たり前のことですが、ネットの情報をそのまま記事化するのではなく、記者時代の取材力を活かし、電話取材などで裏付けをとった最新の情報で記事化するようにしています。
建設・不動産分野はもちろんのこと、三姉妹の育児を通して感じたことを中心に、楽しくてコストパフォーマンスの高い情報を分かりやすく皆さまにお届けできたらと思っています♪

この著者の最新の記事

あわせて読みたい人気記事

オススメ関連記事

ページ上部へ戻る